都心マンション「家族のための買い替え」完全ガイド|売却・購入・相場

GUIDE

都心マンション「家族のための買い替え」完全ガイド|売却・購入・相場・税金を一本で解説

子どもが生まれた。家族が増えた。子どもが大きくなって部屋が足りなくなってきた。
そのタイミングで「そろそろ買い替えかな」と思う人は、とても多いです。

でも、買い替えって何から始めればいいか、わかりにくいんですよね。売るのが先?買うのが先?税金はどうなるの?
この記事では、都心マンションを持っている方が「家族の変化」をきっかけに買い替えを検討するときに知っておきたいことを、流れに沿って一本でまとめました。一緒に整理していきましょう。

OVERVIEW

01. まず全体の流れを把握しよう

買い替えは「今のマンションを売る」と「次のマンションを買う」、この2つを同時に動かすことになります。順番の組み方によって、お金の動きもストレスも大きく変わります。

買い替えの2つのルート

パターン A
売り先行
今のマンションを売ってから、次を買う
  • 資金計画が立てやすい
  • 仮住まいが必要になる場合がある
  • ゆっくり次を探せる
パターン B
買い先行
次のマンションを買ってから、今のを売る
  • 仮住まいが不要
  • 住宅ローンが一時的に二重になる
  • 売り急ぎリスクがある

どちらが正解かは、資金状況・ローン残高・次に住みたいエリアの物件動向によって変わります。詳しくはマンション住み替えの資金計画|売り先行・買い先行の判断基準もあわせてご覧ください。

買い替えの全体スケジュール(目安)

01
査定・相場確認
今のマンションがいくらで売れるか確認する。相場を知るだけでも動き出せます。

02
資金計画を立てる
売却益・ローン残高・諸費用・次の購入予算を整理する。税金もここで試算しておく。

03
売却活動開始
仲介会社と媒介契約を結び、売り出し。都心エリアは3〜6ヶ月が目安。

04
次の物件を探し始める
売却と並行して、買いたいエリア・広さ・予算を絞り込む。

05
売買の決済・引渡し
売却決済と新居引渡しのタイミングを調整する。同日決済が理想だが難しい場合は仮住まいも検討。

06
確定申告
売却益が出た場合は翌年2〜3月に確定申告が必要。特例を使う場合も申告が必須。

MARKET DATA

02. 今のマンション、いくらで売れる?エリア別相場

まず「手元にいくら残るか」がわからないと、次の予算が決まりません。渋谷区・目黒区・港区の主要エリアの売却相場(2025年成約データ)をまとめました。

※ 以下は各エリア記事の成約データより引用。1LDK以上・中古マンションの中央値です。

エリア 2LDK台 中央値 3LDK台 中央値 詳細記事
恵比寿 1億4,000万円 2億2,000万円 恵比寿の売却相場
目黒 1億1,000万円 1億6,000万円 目黒の売却相場
中目黒 1億2,000万円 1億6,000万円 中目黒の売却相場
広尾 2億1,000万円 2億9,500万円 広尾の売却相場
白金・白金台 1億9,500万円 3億1,500万円 白金の売却相場
麻布(西麻布・麻布十番など) 1億1,000万円〜 麻布の売却相場

※ 中央値は成約価格の真ん中の値です。平均とは異なり、極端に高い・低い物件に引っ張られにくいため、実態に近い相場感をつかむのに適しています。
※ 成約データは公開・報告された取引のみを集計しています。すべての取引を網羅するものではありません。

3区全体の傾向を比べたい方は渋谷区・目黒区・港区の中古マンション相場比較もご参照ください。

NEXT PROPERTY

03. 次はどのエリア・どの広さを狙う?

「家族が増えたから広くしたい」というのは自然な気持ちです。ただ、広さだけで選ぶと、住んでみてから「エリアが合わなかった」となることも。

広さの目安と価格感

夫婦+子ども1人
70〜80㎡
2LDK〜3LDK。子ども部屋を1部屋確保できる広さ。

夫婦+子ども2人
80〜100㎡
3LDK。子ども部屋を2部屋確保しつつ、リビングにゆとりがほしいサイズ。

書斎・テレワークも欲しい
90㎡以上
3LDK+S(納戸)や4LDK。都心では希少なため早めの情報収集がカギ。

70㎡と80㎡の価格差については70㎡と80㎡のマンション、どちらを選ぶべき?エリア別の価格差データで詳しく解説しています。

子育て目線でエリアを選ぶポイント

01
学区を確認する
都心は学校選択制を採用する区もあります。通える範囲の小学校・中学校を事前に調べておきましょう。目黒区・港区の学区情報は別記事でまとめています。

02
公園・緑の近さ
子どもが小さいうちは、歩いて行ける公園があるかが重要。目黒・中目黒・代々木エリアは比較的公園が豊富です。

03
子育て支援制度
渋谷区・港区はとくに子育て支援が手厚いことで知られています。医療費・保育・出産費用の助成を事前に比べてみてください。

04
資産価値の安定性
子どもが独立した後に「また買い替える」可能性もあります。売りやすいエリア・物件を選んでおくことが、長期的な安心につながります。

現在の販売中物件を見てみる

シンプルエストが扱う物件を、エリア別に確認できます。

TAX

04. 買い替えと税金|3,000万円控除と買換え特例の使い分け

買い替えで一番見落としやすいのが税金です。売って利益が出た場合、譲渡所得税がかかります。ただし、条件を満たせば大きな特例が使えます。

まず「譲渡所得」を理解しよう

売却価格から「購入時の価格+諸費用」を引いた金額が譲渡所得です。これにかかる税率は、所有期間によって変わります。

所有期間 区分 税率(所得税+住民税)
5年以下 短期譲渡所得 39.63%
5年超 長期譲渡所得 20.315%

※ 所有期間は売却した年の1月1日時点で判定します。

使える特例は2つ

特例 A
3,000万円特別控除

マイホームを売ったとき、譲渡所得から最大3,000万円を控除できる特例。都心マンションでも、これで課税ゼロになるケースは多いです。

  • 自分が住んでいた(または住まなくなってから3年以内)
  • 売った年の前年・前々年に同特例を使っていない
  • 买い替え先を購入した年・前年・翌年に「居住用財産の買換え特例」を使っていない

特例 B
居住用財産の買換え特例

売却益への課税を、次のマンションを売るときまで繰り延べる特例。今は税金を払わず、将来に先送りするイメージです。

  • 所有期間10年超・居住期間10年以上であること
  • 売却価格が1億円以下(2025年改正後の要件を要確認)
  • 買い替え先の床面積が50㎡以上

どちらを使うべき?判断の目安

3,000万円控除が有利なケース
譲渡益が3,000万円以下に収まりそう。次のマンションを買わない可能性もある。

買換え特例が有利なケース
譲渡益が3,000万円を大きく超える。所有10年超の長期保有マンションを売る。次のマンションも長く保有する予定。

2つの特例は原則として併用できません。どちらが有利かはシミュレーションが必要です。詳しくはマンション売却時の3,000万円特別控除|条件・シミュレーション・注意点をご覧ください。

※ 税制は改正されることがあります。実際の判断は税理士または専門家にご相談ください。

PITFALLS

05. 買い替えでよくある失敗パターン

事前に知っておくだけで防げることが多いです。よくある失敗を4つ紹介します。

01
売り急いで相場より安く売ってしまった

「早く次を買いたい」という気持ちから、値下げ交渉を受けすぎてしまうケースです。都心エリアは需要が強いので、焦らず適正価格で売り出すことが大切。売却の流れについてはマンション売却の流れを参考にしてください。

02
仮住まいが想定より長引いた

「売れたらすぐ次に入れる」と思っていたら、希望の物件がなかなか見つからずに仮住まい期間が延びることがあります。賃貸の費用・引っ越し費用が2回かかる可能性も念頭に。

03
税金の試算を後回しにした

売却益が大きかったのに特例の要件を確認せず、想定外の税金が発生したというケースがあります。特例を使う場合も確定申告が必要です。必ず事前に試算しておきましょう。

04
囲い込みで買い手が集まらなかった

仲介会社が売却情報を他社に紹介しない「囲い込み」が起きると、買い手が集まらず売れ残ります。依頼先の選び方と確認ポイントは不動産の囲い込み問題をご覧ください。

FAQ

よくある質問

子どもが小さいうちに買い替えるのと、小学校入学前に合わせるのどちらがいいですか?
どちらにも理由があります。子どもが小さいうちの方が転校・転園のストレスが少ないという声が多いです。一方、小学校入学前に合わせると学区を意識した選択ができます。都心の場合、希望の物件がいつ出るかわからないので、「入学の1〜2年前から探し始める」のが現実的です。

住宅ローンが残っていても買い替えできますか?
できます。売却代金でローンを完済できる場合(アンダーローン)はスムーズに進みます。売却額がローン残高を下回る場合(オーバーローン)は自己資金の補填が必要になることもあります。詳しくは住宅ローンが残っているマンションは売れる?をご覧ください。

査定は1社だけでも大丈夫ですか?
複数社に依頼するのが基本です。査定額は会社によって数百万〜数千万円変わることがあります。ただし、高い査定額を出した会社が必ずしも高く売ってくれるわけではありません。査定書の見方については査定額はなぜ不動産会社によって違うのかで詳しく解説しています。

3,000万円控除と買換え特例、どちらが得か自分で計算できますか?
おおまかな試算は自分でもできます。「売却価格-取得費用」で譲渡益を出し、3,000万円控除で課税ゼロになるかを確認します。ならない場合は買換え特例を検討。ただし最終的には税理士に確認することをおすすめします。

買い替えで利用できる親からの資金援助の特例はありますか?
あります。「住宅取得等資金の贈与税非課税特例」が使える場合があります。ただし買い替えの場合は売却側の特例との組み合わせに注意が必要です。詳しくは親からの資金援助で家を買うをご覧ください。

シンプルエストに売却と購入、両方相談できますか?
はい、お任せください。シンプルエストは渋谷区・目黒区・港区を専門とし、売却も購入もワンストップでサポートしています。「今のマンションの相場を知りたいだけ」という段階でも、お気軽にご相談ください。

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「まだ検討中」「相場だけ知りたい」という段階でも大丈夫です。渋谷区・目黒区・港区の売却・購入、ワンストップでサポートします。