中目黒の中古マンション相場が知りたい!実取引104件の成約データで調べてみた【2025最新版】

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本記事のデータは国土交通省「不動産取引価格情報・成約価格情報」(2025年第1〜第4四半期)をもとに集計しています。中目黒駅最寄りの中古マンション取引のうち、実需向けの1LDK以上に絞った104件を対象としています(1R・1K・1DK等の小型住戸は対象外)。届出・公開された取引の一部であり、すべての取引を網羅したものではありません。

「中目黒のマンションって、実際いくらくらいするの?」

目黒川沿いのおしゃれなイメージから「高そう」と思われがちな中目黒。でも3,300万円の物件もあれば6億円の物件もある。幅が広すぎて、よくわからなくなりませんか。

今回は、国土交通省が公開している2025年の実取引データを使って、中目黒駅エリアの中古マンション相場を整理してみました。1LDK以上の実需向け104件に絞っているので、「実際に住む人が買った値段」に近い数字になっています。一緒に見ていきましょう。

SUMMARY

01. まず結論——中目黒1LDK以上の相場感

中央値

9,800万円

坪単価(中央値)

570万円/坪

対象件数

104

まずざっくりとした感覚値として、こう覚えてもらえると整理しやすいと思います。

01

1LDK

約 5,700万円

02

2LDK

約 1億2,000万円

03

3LDK

約 1億6,000万円

平均値は1億1,678万円ですが、6億円という高額物件に引き上げられています。「中央値」のほうが実態に近い数字です。中央値とは、取引を安い順に並べたときにちょうど真ん中にくる値のこと。極端な物件に左右されないので、相場感をつかむのに向いています。

同じシリーズで調べた他エリアと比べると、中目黒の中央値9,800万円は目黒(1億円)とほぼ同水準、渋谷・神泉(1億1,000万円)よりも少し抑えめです。「おしゃれな街」のイメージより、実際の相場は現実的だと感じると思います。

BY FLOOR PLAN

02. 1LDKと2LDKで6,000万円の差——間取り別の現実

中目黒のデータで一番目を引いたのが、1LDKと2LDKの価格差です。実際の数字を見てみましょう。

間取り 件数 中央値 坪単価(中央値)
1LDK 35件 5,700万円 455万円/坪
2LDK 42件 1億2,000万円 645万円/坪
3LDK 20件 1億6,000万円 619万円/坪

1LDKの中央値5,700万円は、このシリーズ全体でも最安水準です。表参道(9,650万円)・南青山(9,300万円)・恵比寿(9,400万円)・代官山(1億1,000万円)と比べると、中目黒1LDKの現実的な価格帯がよくわかります。

ただし2LDKになると1億2,000万円と一気に跳ね上がります。1LDKからの差が6,300万円。この「1LDKは手頃・2LDKは別世界」という構造が中目黒の特徴です。「まず1LDKで中目黒デビューして、資産を積んで広い部屋に住み替える」という選択肢は現実的かもしれません。

坪単価では2LDK(645万円/坪)が3LDK(619万円/坪)より高い点も面白いです。3LDKは面積が広い分、単価が少し落ち着く傾向があります。

BY AREA

03. 「東山」vs「中目黒」——同じ駅で価格が2倍変わる

中目黒駅の最寄り圏には、中目黒・上目黒・東山・青葉台など複数の地区が含まれます。地区によって相場がかなり変わるんです。

地区 件数 中央値
東山 21件 1億6,000万円
上目黒 29件 1億2,000万円
中目黒 41件 8,800万円
青葉台 11件 6,200万円

最も高いのが東山で中央値1億6,000万円。最も低い青葉台が6,200万円。同じ中目黒駅最寄りで2.6倍の差があります。

東山は目黒川の南側、駒沢通り沿いに広がる高台の住宅街です。低層の高級マンションが多く、静かで落ち着いた住環境が高値を支えています。「中目黒の高級住宅地」として知られるエリアで、1億6,000万円という水準は恵比寿(1億3,000万円)や渋谷(1億3,000万円)をも上回ります。

「中目黒」アドレスは8,800万円と意外に抑えめです。目黒川沿いのカフェ・ショップが立ち並ぶエリアですが、商業地域や築古物件も混在しているためと考えられます。

青葉台は6,200万円。代官山駅にも近いエリアで、中目黒・代官山の両方が使える立地ながら、価格は抑えめです。「少しでも予算を抑えたい」という方に青葉台は検討しやすい地区かもしれません。

BY AGE OF BUILDING

04. 築年数が価格に与えるインパクト

「築古だから安い」とはわかっていても、実際どのくらい違うのか。数字で見るとハッとします。

築年代 件数 中央値
〜1981年(旧耐震) 27件 5,700万円
1982〜1989年 17件 6,200万円
1990年代 14件 1億円
2000年代 11件 1億9,000万円
2010年代 27件 1億5,000万円
2020年代 7件 1億5,000万円

旧耐震(1981年以前)の中央値が5,700万円。2000年代になると1億9,000万円。3.3倍の開きがあります。

面白いのが2000年代(1億9,000万円)が2010年代(1億5,000万円)・2020年代(1億5,000万円)より高い点です。件数が11件と少ないため参考値ですが、2000年代に建てられた物件の中に東山など高級住宅地の大型マンションが含まれているためと考えられます。

旧耐震・1982〜1989年がともに6,000万円台と低めなのが中目黒の特徴です。「6,000万円台で中目黒に住む」という選択肢を探すと、この年代の物件が候補に出てくることが多くなります。ただし旧耐震物件には注意が必要です。住宅ローンのフラット35が使えないケースがあること。管理組合で将来的に耐震補強費用がかかる可能性があること。銀行によってはローン審査が厳しくなることも。「安い=お得」とは単純に言えないので、注意してほしいです。

RENOVATION

05. 改装済みが未改装の2倍——中目黒らしい構造

改装済み(13件)

1億

中央値

未改装(13件)

5,600万円

中央値

改装済みが1億円、未改装が5,600万円。約1.8倍の差があります。

これは南青山(改装済み2億4,000万円 vs 未改装1億2,000万円)と同じ「改装済みが高い」パターンです。渋谷・代官山・広尾では改装済みのほうが安い逆転現象が起きていましたが、中目黒では素直に改装済みが高い傾向です。

理由として考えられるのは、未改装の物件に旧耐震・築古が多く含まれているためです。5,600万円という中央値は、ほぼ旧耐震・1980年代築の物件の価格帯と重なります。一方、改装済みの1億円は築年が比較的新しい物件をリノベして売り出しているケースが多いと思われます。

未改装物件を安く買ってリノベするという戦略は中目黒でも有効です。5,600万円の物件にリノベ費用1,000〜2,000万円を足しても、改装済みの1億円より安くなる計算。ただし旧耐震かどうかの確認は必須です。

POINTS TO CHECK

06. 中目黒で物件を探すときに、確認しておきたいこと

データを見てきたところで、実際に動くときに確認しておきたいポイントも整理しておきます。

01

地区まで絞って探す——東山・上目黒・中目黒・青葉台で別物

東山(1億6,000万円)と青葉台(6,200万円)では2.6倍の差があります。「中目黒エリア」でざっくり探すと予算感がバラバラになります。住みたい地区・生活動線を先に絞ってから動くことをおすすめします。

02

6,000万円台は旧耐震が多い——ローン確認を先に

中目黒で6,000万円台の物件を探すと、旧耐震(1981年以前)の築古が多く候補に出てきます。フラット35が使えないこと、銀行によってローン審査条件が変わることを事前に金融機関に確認しておくと安心です。

03

1LDKから2LDKへの住み替えコストを念頭に

1LDKと2LDKの中央値差は6,300万円。「まず1LDKで買って後から広い部屋に住み替え」を考えている方は、将来の売却価格と購入コストの差を見込んだ資金計画を立てておくといいです。

04

このデータはあくまで「参考」として使う

今回の104件は、届出・公開された取引の一部です。すべての取引ではありません。個別物件の査定や価格判断は、実際の専門家に相談するのが一番確実です。

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