目黒の中古マンション相場が知りたい!実取引199件の成約データで調べてみた【2025最新版】

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本記事のデータは国土交通省「不動産取引価格情報・成約価格情報」(2025年第1〜第4四半期)をもとに集計しています。目黒駅最寄りの中古マンション取引のうち、実需向けの1LDK以上に絞った199件を対象としています(1R・1K・1DK等の小型住戸は対象外)。届出・公開された取引の一部であり、すべての取引を網羅したものではありません。

「目黒のマンションって、実際いくらくらいするの?」

そう思って調べると、2,600万円の物件もあれば6億4,000万円の物件もある。幅が広すぎて、よくわからなくなりませんか。

今回は、国土交通省が公開している2025年の実取引データを使って、目黒駅エリアの中古マンション相場を整理してみました。1LDK以上の実需向け199件に絞っているので、「実際に住む人が買った値段」に近い数字になっています。一緒に見ていきましょう。

SUMMARY

01. まず結論——目黒1LDK以上の相場感

中央値

1億

坪単価(中央値)

589万円/坪

対象件数

199

まずざっくりとした感覚値として、こう覚えてもらえると整理しやすいと思います。

01

1LDK

約 7,300万円

02

2LDK

約 1億1,000万円

03

3LDK

約 1億6,000万円

平均値は1億2,688万円ですが、6億4,000万円という高額物件に引き上げられています。「中央値」のほうが実態に近い数字です。中央値とは、取引を安い順に並べたときにちょうど真ん中にくる値のこと。極端な物件に左右されないので、相場感をつかむのに向いています。

件数は199件とこのシリーズの中で最多です。広尾(145件)・恵比寿(112件)・渋谷(159件)と比べても、目黒は市場の厚みがあるエリアといえます。「選択肢が多い」という意味では、購入検討者にとって探しやすい場所だと思います。

同じシリーズで調べた他エリアと比べると、目黒の中央値1億円は渋谷・神泉(1億1,000万円)とほぼ同水準。表参道(1億6,500万円)・南青山(1億8,000万円)・広尾(1億8,000万円)より大幅に抑えめです。「都心に住みたいけど予算は現実的に」という方に、目黒は選びやすいエリアだと思います。

BY FLOOR PLAN

02. 間取り別——坪単価がフラットな目黒の特徴

目黒のデータで面白いのが、間取りが変わっても坪単価がほとんど変わらない点です。実際の数字を見てみましょう。

間取り 件数 中央値 坪単価(中央値)
1LDK 58件 7,300万円 559万円/坪
2LDK 86件 1億1,000万円 608万円/坪
3LDK 37件 1億6,000万円 617万円/坪

1LDKが559万円/坪、2LDKが608万円/坪、3LDKが617万円/坪。ほとんど変わらないんです。

他のエリアと比べてみると、広尾では1LDK543万円/坪・3LDK1,364万円/坪と2.5倍の差がありました。南青山でも1LDK595万円/坪・3LDK1,166万円/坪と大きく開きます。目黒は広い部屋を選んでも坪単価が上がらない——つまり「広さのコスパが良いエリア」だということです。

ファミリーで広い部屋を探している方にとって、目黒は単価面で有利な選択肢になりやすいと思います。

BY AREA

03. 「目黒」アドレスが意外と安い——地区別の逆転現象

「目黒」という駅名・地名のイメージと、実際の相場が逆転しているのがこのデータの一番面白いところです。

地区 件数 中央値
西五反田 20件 1億8,000万円
上大崎 63件 1億2,000万円
三田 6件 1億1,000万円
下目黒 57件 9,800万円
東五反田 5件 9,500万円
目黒 46件 8,150万円

「目黒」アドレスの中央値が8,150万円と最安グループ。一方で「西五反田」が1億8,000万円と最高値です。「目黒駅が最寄りなのに目黒アドレスが安い」——これは少し意外に感じるかもしれません。

理由を考えると、目黒アドレスには旧耐震の築古マンションが多く含まれており、それが価格を押し下げている可能性があります。一方、西五反田は目黒駅の五反田側に位置し、比較的新しい大型マンションが多いエリアです。

件数最多の上大崎(63件・中央値1億2,000万円)は目黒駅の山手通り側に広がる住宅地。「目黒駅徒歩圏の標準的な相場感」は上大崎が一番近いかもしれません。

下目黒(57件・9,800万円)は1億円弱。件数も多く選択肢が豊富です。「予算1億円前後で目黒駅圏に住みたい」という方は下目黒・目黒アドレスを中心に探すと現実的な選択肢が揃いやすいと思います。

BY AGE OF BUILDING

04. 築年数が価格に与えるインパクト

「築古だから安い」とはわかっていても、実際どのくらい違うのか。数字で見るとハッとします。

築年代 件数 中央値
〜1981年(旧耐震) 50件 6,600万円
1982〜1989年 15件 8,000万円
1990年代 26件 9,800万円
2000年代 23件 1億1,000万円
2010年代 64件 1億2,000万円
2020年代 21件 1億8,000万円

旧耐震(1981年以前)の中央値が6,600万円。2020年代になると1億8,000万円。2.7倍の差があります。

注目してほしいのが旧耐震の件数です。50件と今回のシリーズの中で最多。それだけ旧耐震の物件が多く流通しているエリアだということです。「目黒で予算6,000〜7,000万円台」で探すと旧耐震物件が多く候補に出てくるので、ローン条件や管理状態の確認が特に重要になります。

1990年代から2010年代にかけては9,800万円→1億2,000万円と段階的に上がっています。この流れは素直で、築年が新しいほど高いという当たり前の傾向が目黒ではきれいに出ています。

旧耐震物件は価格が抑えられる分、いくつか注意が必要です。住宅ローンのフラット35が使えないケースがあること。管理組合で将来的に耐震補強費用がかかる可能性があること。銀行によってはローン審査が厳しくなることも。「安い=お得」とは単純に言えないので、注意してほしいです。

DISTANCE VS PRICE

05. 駅近ほど高い——目黒では「常識」が成り立つ

恵比寿・渋谷では「駅近なのに安い」という逆転現象がありました。目黒ではどうでしょうか。

〜5分(54件)

1億3,000万円

6〜10分(104件)

1億1,000万円

11〜15分(29件)

7,400万円

駅徒歩5分以内が1億3,000万円、6〜10分が1億1,000万円、11〜15分が7,400万円。きれいに「近いほど高い」の順番になっています。

恵比寿では駅近(〜5分)が6〜10分より4,000万円安い逆転がありましたが、目黒にはそれがありません。目黒駅周辺には商業地域の旧耐震物件が大量に混在するわけではなく、住宅地としての性質が駅近エリアにも広がっているためと考えられます。

また改装の有無についても、目黒では改装済み8,100万円・未改装8,750万円とほぼ差がありません。渋谷・代官山・広尾で見られた「改装済みが安い逆転」も、目黒では起きていないんです。「改装済み→高い・未改装→安い」というシンプルな構造ではなく、エリア・築年・立地が価格を決める構造が目黒では素直に出ています。

POINTS TO CHECK

06. 目黒で物件を探すときに、確認しておきたいこと

データを見てきたところで、実際に動くときに確認しておきたいポイントも整理しておきます。

01

「目黒アドレス」は安い傾向——地区まで絞って探す

目黒駅最寄り圏でも「目黒」アドレス(8,150万円)と「西五反田」(1億8,000万円)では2倍以上の差があります。「目黒駅圏で探す」ではなく、住みたい地区まで絞って予算感を確認してください。

02

旧耐震物件が多い——特に注意が必要

目黒駅圏は旧耐震(1981年以前)の物件が50件と今回のシリーズ最多です。6,000〜7,000万円台で候補が出てきたら旧耐震の可能性が高いと思ってください。フラット35が使えないこと、耐震補強費用のリスクを必ず確認してください。

03

3LDKは坪単価が上がらない——広さのコスパが良い

目黒では1LDK・2LDK・3LDKの坪単価がほぼ横並いです。広い部屋を選んでも単価が跳ね上がらないので、ファミリー層には特に検討しやすいエリアです。

04

このデータはあくまで「参考」として使う

今回の199件は、届出・公開された取引の一部です。すべての取引ではありません。個別物件の査定や価格判断は、実際の専門家に相談するのが一番確実です。

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