麻布の中古マンション売却相場【2025年最新】住宅地系・タワー系の2グループで解説

「麻布のマンション、今売るといくら?」住宅地系(麻布十番・西麻布など)とタワー系(六本木・麻布台)では売却相場がまったく異なります。2025年の成約データをもとに、売主目線で整理しました。

※掲載データはサンプルベースであり、同期間の全取引を網羅するものではありません。個別物件の査定額とは異なります。

麻布エリアの売却市場の特徴

麻布エリアは国内外からの需要が安定しており、都内でも売却しやすいエリアのひとつです。大使館街・麻布十番の生活利便性・六本木ヒルズ周辺のブランド力と、それぞれ異なる強みが需要を下支えしています。

売却市場の3つの特徴:①住宅地系は実需ファミリー・DINKSからの安定需要 ②六本木・麻布台のタワー系は国内外富裕層・投資目的の買主が中心 ③麻布狸穴町のような希少エリアは成約事例が少なく、価格の予測が難しい

住所別・グループ別の売却相場概観

国交省データ(2025年・1LDK以上)の住所別成約価格です。売却を検討している方は、自分の物件がどちらのグループに近いかを確認してください。

住所 件数 価格中央値 坪単価中央値 グループ
港区西麻布 53件 1億1,000万円 661万円/坪 住宅地系
港区麻布十番 24件 1億2,500万円 685万円/坪 住宅地系
港区東麻布 16件 1億1,500万円 813万円/坪 住宅地系
港区麻布狸穴町 3件 2億3,000万円 1,170万円/坪 ⚠️ 参考値のみ
港区麻布台 7件 2億円 1,175万円/坪 高額タワー系
港区六本木 72件 2億5,500万円 1,136万円/坪 高額タワー系

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(2025年 港区各町 中古マンション等)

タワー系の坪単価は住宅地系の約1.6倍:住宅地系の坪単価中央値710万円に対し、タワー系は1,170万円。「麻布の相場で査定を受けたら想像より高かった/低かった」というケースの多くは、このグループ差を混同していることが原因です。自分の物件のグループを正確に把握した上で査定を受けることが重要です。

間取り別の売却相場

住宅地系(麻布十番・東麻布・西麻布・96件)

間取り 件数 中央値 成約レンジ
1LDK 55件 8,800万円 2,800〜3億3,000万円
2LDK 32件 1億4,500万円 1億〜7億4,000万円
3LDK 9件 3億7,000万円 1億3,000〜7億5,000万円

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(2025年 港区麻布十番・東麻布・西麻布 中古マンション等)

高額タワー系(六本木・麻布台・79件)

間取り 件数 中央値 成約レンジ
1LDK 25件 1億6,000万円 6,800〜6億5,000万円
2LDK 42件 2億5,000万円 5,000〜8億2,000万円
3LDK 11件 7億2,000万円 1億7,000〜11億円

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(2025年 港区六本木・麻布台 中古マンション等)

築年数別の売却価格傾向(住宅地系)

築年帯 件数 中央値 売却時のポイント
築5年以内 2件 1億3,000万円 サンプル少。参考値
築6〜15年 25件 1億5,000万円 管理状態が価格に直結
築16〜25年 22件 1億6,500万円 最も高い帯。新耐震×広め人気
築26〜35年 26件 1億円 最多流通帯。価格差が大きい
築36〜45年 12件 6,650万円 旧耐震混在。買主融資条件に注意
築46年以上 7件 9,900万円 立地重視層向け

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(2025年 港区麻布十番・東麻布・西麻布 中古マンション等)

築16〜25年が最も高い理由:2000年代前半築の新耐震・広め物件が麻布でも最も人気の帯です。新耐震79件の坪単価中央値721万円に対し、旧耐震12件は441万円と約280万円/坪の差があります。旧耐震物件は買主のローン制約を踏まえた戦略的な価格設定が必要です。

売却で損をしないために確認すべき3つのポイント

1

自分の物件のグループを正確に把握する

住宅地系と高額タワー系では坪単価が約1.6倍異なります。住宅地系の物件をタワー系相場で高く出しすぎると長期化し、逆にタワー系物件を住宅地系相場で低く評価されると損をします。査定の際は「同グループ・同エリア・同築年帯」の成約事例との比較を必ず確認してください。

2

リノベ・改装は費用対効果を先に確認する

住宅地系のデータでは改装済み11件の中央値1億2,000万円に対し、改装なし82件の中央値1億1,500万円とほぼ同水準でした。麻布でも広尾・白金と同じく「素のまま売る」方が有効なケースが多く、売却前のリノベ投資は費用対効果を担当と確認してから判断することをおすすめします。

3

Q2(春)を狙いつつ、適正価格で出すことを最優先に

住宅地系の四半期別データではQ2(4〜6月)の中央値が1億3,000万円と最も高く、Q1・Q3は1億1,000万円でした。春の需要期を意識するのは有効ですが、「タイミングより適正価格」が最重要です。最初の2〜3週間が売却の成否を左右します。高すぎる価格で出して長期化するより、適正価格で早期成約を狙う方が結果的に高値になるケースが多くあります。

現場からひとこと:麻布エリアの売却相談で多いのは「査定価格のばらつきが大きくて困惑した」というケースです。住宅地系・タワー系の混在、麻布狸穴町のような希少エリアなど、麻布は他エリアより相場の幅が広いため、成約実績のある担当に依頼することが特に重要です。

まとめ

  • 住宅地系坪単価中央値710万円/坪、高額タワー系1,170万円/坪。約1.6倍の差
  • 住宅地系1LDK中央値8,800万円/2LDK中央値1億4,500万円
  • 高額タワー系2LDK中央値2億5,000万円/3LDK中央値7億2,000万円
  • 築16〜25年が中央値1億6,500万円と最高。新耐震×広めが最も売りやすい帯
  • 改装なしの方が中央値がやや高め。売却前リノベは費用対効果を先に確認
  • Q2(春)が成約価格のピーク傾向。ただし適正価格での売り出しが最重要

数字はあくまで目安です。「自分の物件が相場のどこに位置するか」は査定を受けて確認するのが一番確実です。

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よくある質問(FAQ)

Q. 麻布のマンションは今売り時ですか?

A. 住宅地系ではQ2(春)が成約価格のピーク傾向でしたが、麻布エリアは年間を通じて需要が安定しています。「タイミングより適正価格」が重要で、適正価格で出せばシーズンを問わず成約しやすい傾向があります。

Q. 麻布十番と西麻布、売りやすいのはどちらですか?

A. どちらも需要は安定しています。麻布十番は駅近・生活利便性を重視する買主、西麻布は閑静な住環境を求める買主が中心です。価格水準はほぼ同等のため、物件の特性に合った買主層を想定した売却戦略が重要です。

Q. 売却前にリノベーションした方が高く売れますか?

A. 麻布でも必ずしもそうとは言えません。今回のデータでは改装済みと改装なしの中央値がほぼ同水準でした。買主側が自分好みにリノベしたいニーズも多く、費用対効果を担当と必ず確認してから判断することをおすすめします。

Q. 旧耐震の物件でも売れますか?

A. 売れます。ただし買主の住宅ローンに制約が出やすく、現金購入層・投資目的の買主が中心になります。新耐震との坪単価差が約280万円/坪あるため、価格設定と売却先の想定を含めた戦略が必要です。

Q. 麻布台ヒルズや六本木ヒルズを売却する場合の注意点は?

A. 大規模物件のため同時期に同じ物件が複数売り出されるケースがあります。周辺の成約事例をしっかり確認し、強みをどう差別化するかが価格設定の鍵になります。また買主に外国籍の方が多い傾向があるため、そのニーズに合った売却活動が有効です。

※本記事のデータは国土交通省 不動産情報ライブラリおよびレインズマーケットインフォメーションのサンプルです。同期間の全取引を網羅するものではなく、個別物件の査定額とは異なります。詳細はお問い合わせください。

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